篤姫、西郷「おいのようなもんにお手紙をすいもはん」
今夜の篤姫は、涙が止まらない。
薩摩が攻めているから、あの薩摩の言葉がよく分かるだけに
たまらない。
土壇場まで追い詰められた慶喜は、ただ謹慎するのみ。
篤姫がみんな取り仕切っている。
薩摩を先頭にした官軍の参謀、西郷隆盛。
島津のわずか100石もないビンボー侍がここまでのし上がった。
しかも、殿様にうとまれ、何度も島流しにあった。
薩摩は、もともと能力ある武士を引き立てる土壌があった。らしい。
あそこはシラス台地だから、農業で生きるにはどこに行ってもビンボー
しかない。
だから、外に出て生きるしかない。
幕府討伐とか土壇場になって、そういうビンボー暮らしの人間が
重宝される。
ヒトとしての情がなければ、人の上には立てない。
例え、今までの最高の権威を持った人間(慶喜や篤姫)であっても
いざ倒されるかも・・・となるともろい。
権威を保ちつつ最低のもの(命)を守りたいと西郷に命乞いした。
自分の命を捨ててでも他人を守る。
あの篤姫がすごい。だからヒトを動かせる。
西郷さんだって、そんな優しいだけのヒトではなかった。
事実、本人は明治10年、新政府と大戦争をやってクビをはねた(られた)。
篤姫の迫力はものすごい。
西郷が言った、「おいのようなもんに手紙をすいもはん」とは
「私程度の人間に(篤姫さんほどのエライ人からわざわざ手紙を
くれるなんんて)誠にもったいない・・・」という意味。
薩摩のオトコはこういう言葉をそもそも吐かない。
吐くほどの人がこの世にいない。
涙が止まらない。














