5分以上にらめっこの旧ソ連の入国審査官
1983年5月中旬。アエロフロートのカッコイイ戦闘機のような旅客機で
モスクワのシェレメチェボ国際空港に着きました。
当時は、欧州行きの飛行機はみんなアラスカのアンカレッジ空港で燃料
補給して、北極圏を越えて(要はソ連上空を避けて)欧州に行っていました。
地図でしか見れないと思っていた、エニセイ川やレナ川というシベリアを
流れる大河が機上から見え、不思議な思いでした。
写真を撮りたかったけど、確か当時は「機上から写真を取ってはいけない」
でした。
モスクワが近くなり、低空飛行になったから「もうすぐ到着だ」と思ったけど、
なんと1時間以上も高度1,000メートルくらいの上空を飛行しました。
地面には、見渡す限り黄色いたんぽぽの花が咲いていました。(これが、
1週間余りのち帰国するときは、すっかり真っ白な綿毛でした)。
いよいよモスクワの空港に到着。
入国審査のところで、審査官ににらみつけられ「ウッ」と思ったのですが、
こっちはスパイやりに来たワケじゃないし、イチオウ見返したのですが、
相手はこっちの瞳の奥を覗いたまま目をそらさない。
1分。まだいいか。2分、え?まだ??。
3分、えええ、まだまだ?
さすがに、こっちは相手がいくらハンサムなロシア人だとはいえど、そんな
趣味はさらさらないので目をそらす。
「ノンノン、こっちを向け」とまだまだやられ、5分後、やっとOK。
あははは。
ホントの話です。
このあと、キャビアをたらふく。などなど、楽しかったけどね。
冷戦時代にソ連に入国した人全員が経験した、旧ソ連の入国審査です。
レニングラードの市場で北朝鮮の軍人たちに会いました。
親の敵!のような恐ろしい目つきで睨みつけられました。
また、後日。















